以前ここでも紹介したeRemoteも便利ですが、それと同じくらい便利そうなデバイスがキックスターターに出品されているとGigazineで紹介されてました。
何するもの?
eRemoteは家のネットワークに繋いで「赤外線リモコン」を使っている家電をコントロールすることができるデバイスで、eRemote本体を購入して家庭の無線LANに繋いでから操作したい家電のリモコンをスマホの専用アプリを使って登録して使うものでした。家庭の無線LANがインターネットに繋がっていたら、インターネットを使える環境ならどこからでもコントロールできました。
Switch Botは?
Switch BotはスマホやスマートウォッチとBluetoothで繋いで操作をするもので、複数台のSwitch Botを専用アプリで操作することができます。そしてSwitch Botがする動作はというと「物理的にスイッチを押す」ことだけなのです。
eRemoteとは根本的な違いがありますね。
無線LANに繋ぐには別途Switch Linkというものが必要とのこと。
Switch Botの良さげなところ
Switch Botはリモコンがない機器に取り付けて使えるのです。電源のオンオフや何かしらの切り替え操作をしたい機器の任意のボタンにセットしたらリモートで操作できるようになるのです。Kickstarterにあるコメントを見てみると、ボタンを押すだけのものというよりは、ボタンを押すために特化されたもとという感じがしました。
さらには、IFTTTとの連携ができるとのことです。
IFTTTとはWebサービスを使って様々なことを連動させることができるサービスです。
簡単に例えると、SNSに新規投稿があれば電灯を点滅させるとか。IFTTTを使って何かをしようと思ったことがないので例えが見つかりませんが、そんな感じです。
Switch Botの気になるところ
動画を見た方はふと思ったはず。
「壁のスイッチはオンしかできないじゃないか」
気になってコメント欄を読んで見たところ、今の所オンとオフ共に制御したい場合は二つ使うか、Switch Bot一個でもオンとオフを制御できるようなスイッチに交換する必要があるとのことでした。
出品者自体が電灯を点けるのは自分でするけど消灯の時は遠隔操作をしたいとかそういう場合が多いので、今の所はこのままみたいです。
出品者の目標はどの国のどのスイッチにもサッと取り付けてパッと使える物を作るということなので、もしかしたら一般的な壁のスイッチでも一つのSwitch Botで対応できる日が来るのかもしれません。あくまでも筆者の推測ですけどね。
外出先からも使える?
上述したSwitch Linkを購入したら、無線LAN経由でインターネット越しに操作できるとのことです。
操作方法
スマホやスマートウォッチで専用アプリをダウンロードし、そのアプリで操作ができます。
Bluetoothで接続した場合でも複数個のSwitch Botを制御できるとのこと。メッシュネットワークを構築する事で、複数個のSwitch Botのうち一つでもBluetooth圏内にあれば、遠くにある圏外のSwitch Botを操作する事もできるとのことです。
その他のこと
電池は交換可能なリチウムバッテリーで、最長で2年もつとのことです。
Switch Botを取り付けても、従来通り手動でもスイッチを操作することができます。
また、操作をするためのAPIも提供予定とのことです。Switch BotもSwitch LinkもArdunioやRaspberry PiやOpenWRTと相性が良いようです。コメント欄にも書かれていましたが、AppleのHomeKitに対応するにはRaspberry PiなどをSwitch Botのブリッジにしたらいいそうです。追々Switch Botのサードパーティ製のHomeKitに対応したSwitch LinkのファームウェアがSwitch Botのコミュニティから出る事もありうるとのことです。
キックスターターで募集中
Kickstarter Switch Bot
こちらから動画も確認できます。
2016年12月20日の午前1時27分までです。